1.一般病院併設のアルコール依存症専門病棟
①診療科(内科・循環器科・外科・整形外科・脳外科・泌尿器科・物忘れ外来)の充実
アルコール依存症は多くの病気を合併するリスクの高い病気です。
当アルコール病棟は一般総合病院内に併設されているため、様々な診療科が充実しており、多様な身体疾患の治療を並行して行うことが可能です。
② 検査設備の充実
PET-CT・64列マルチスライスCT・1.5テスラMRI・マンモグラフィーなど、各種検査設備が充実しており、身体合併症の早期発見・早期治療が可能です。
また、心臓カテーテル室や広々としたリハビリテーション科等を備えております。
③ 一般科開放病棟
病棟内・病室は広々とした設計になっており、閉塞感がなく明るい雰囲気の中で、ゆっくりと病気や自分自身と向き合える環境にあります。
2.アルコール依存症治療プログラムの充実
①ミーティング
アルコール依存症の治療は、身体面の治療のみでなくアルコール依存症という病気を理解し、自分の過去を見つめるなかで、病気であるとの自覚を持つことが必要です。
ミーティングに参加して、アルコール依存症についての正しい知識を深め、また同時に、自分自身の飲酒問題への洞察を深めていただきます。
② アルコールリハビリテーションプログラムの実施
独立行政法人 国立病院機構 久里浜医療センター『アルコール依存症リハビリテーションプログラム』を参考に、小グループに分け8週間の日程でプログラムを実施しています。
(例)飲酒に対する自己分析。
飲酒をしていたときとは違うものの見方・考え方を身につける。
行動の変容を促し、断酒継続の習慣を身につける。
3.スタッフの充実
① アルコール依存症看護に精通した、経験豊富な看護スタッフ
故小杉好弘先生から直接指導を受けた経験豊富な看護スタッフが、患者様の回復を支援します。
② スタッフ教育の充実
独立行政法人 国立病院機構 久里浜医療センター『アルコール依存症臨床医等研修』の受講を積極的に勧めています。
また、院内外の専門研修会に積極的に参加し、自己研鑚を図っています。